マンションの大規模修繕工事 匂いで近隣に迷惑?
マンションの大規模修繕工事の中でも、外壁塗装の匂いによる近隣からの苦情はよく発生するようです。
マンションの外壁塗装に使われる塗料にシンナーの匂いがするものもあり、大規模修繕工事こそ、塗料に気を使っている外壁塗装業者を選択すべきです。
マンションの外壁塗装業者を選ぶ際は、下記の質問をしてみて下さい。
「お年寄りやペット、お子様も住んでいますが、体への配慮はされていますか?」
外壁塗装に使われる塗料は揮発性シンナーを使うことが多いため、大規模修繕工事では強い匂いが発生します。
ベランダなどの外部だけでなく、足場用メッシュシートで囲まれた空気が居住者の生活空間にも入り込み、苦情に繋がるようです。
特にお年寄りやペット、お子様は敏感なので、具合が悪くなったと言われては困りますよね。
外壁塗装業者は塗装をする際に、職人だけでなく居住者や近隣の人たちの身体的な負担が少ないよう配慮します。
塗料の匂いで目がシパシパしてしまう、喉に違和感を感じる、ストレスで頭痛やそのほかの症状が出ると、マンション居住者や近隣の人の満足度が著しく下がり、マンション管理について他の箇所でも不満を見つけてしまうこともあります。
「匂いが少ない塗料を使用します」
こんな答えが返ってきたら、優良な外壁塗装業者です。最近では、仕上がりの品質を下げることなく匂いを抑えた塗料が存在するからです。
「有害物質に配慮して、水性塗料を使用しています」
このような答えなら、なお良し。信頼できる外壁塗装業者の可能性が高いです。
ただし、水性塗料では対応できない工事も多数存在します。例えば、経年劣化が激しく、カバーするには匂いの強い塗料を使わざるをえない場合もあります。
そういった場合は、「今回のマンション大規模修繕工事に関しては、この塗料ですとこのようなデメリットが多いので、こちらを提案します」など、きちんと説明できることを確認しましょう。
居住者や近所の方の身体だけでなく感情にも配慮しているか
上記の塗料の話は、あくまで身体的な負担軽減です。
マンションの大規模修繕工事は、外壁塗装業者がどれだけ配慮しても、高圧洗浄で騒音がする、匂いがする、セキュリティ的な心配が増えるなど必ず不満が発生します。
その際に、外壁塗装業者が気遣いある言動をしているかで、居住者や近所の方の感じ方が変わってきます。
例えば、事前に居住者、近所の方に注意喚起やお礼、ご挨拶をするのも大切な外壁塗装業者の仕事です。
「工事中は空気が悪くなりがちです。お体のためにしっかり換気して下さい」
「外出される際、就寝の際などは必ず窓の鍵やカーテンを閉めて下さい」
「職人がマンションのお部屋に入ること、トイレを使用することはあり得ませんので不審者にご注意下さい」
こういった声掛けができる外壁塗装業者は、結果的にマンション管理組合などへのクレームが少ない工事ができます。