外壁塗装に納得いかない!やり直しはできるのでしょうか?

外壁塗装に納得いかない!やり直しはできるのでしょうか?

外壁塗装を行う場合、自分の想像するイメージに合わせて、予算と照らし合わせながら塗装の種類や色選びに時間を要すると思いますが、仕上がりがイメージとかけ離れていた場合、想像よりも良くなれば満足ですが、悪くなってしまえば誰もが納得がいかない結果となるでしょう。

多少のイメージの違いであれば諦めもつくでしょうが、あまりにも違うとなるとどうすれば良いのか悩むことと思います。

外壁塗装は、決して安価な金額で済むものではないため、塗装を施したことに後悔はしたくないものです。ですが、イメージと違ったからという理由でやり直しをお願いすることはできるのでしょうか。

仕上がりのイメージとして1番に目に入るのは、やはり色です。

色選びの際に注意が必要なのは、小さなサンプルで見ていた色と、実際に外壁のような広い範囲に塗った時の色の印象は、同じ色でも変わるということです。色見本などは、室内で確認することが多いと思いますが、室内で見るのと屋外で見るのとでも、色の見え方は変わってきます。

色の濃さや明るさの違いなどから、イメージと異なると感じることは多いため、建物に色を重ねたカラーシミュレーションを見せてくれる所もありますが、あくまでもシミュレーションのため、色の感じ方にはやはり誤差が生じます。これは契約の際にどの業者でも説明があると思いますが、業者側としては、お客様が納得をして契約をしたからこそ施行が行われたということになりますので、色のイメージの違いでのやり直しは、基本的にはできないという結果になります。色のイメージの違いの問題は多く、そのため色選びの際には様々な確認をし、納得した上で決定する必要があるのです。

小さい面積に塗った色と大きい面積に塗った色が変わって見える現象である面積効果というものがありますが、同じ色でも目の錯覚が及ぼす色の違いにより、明るい色の場合は面積が大きいほど色が薄く明るくなったように見えます。そのため、サンプルなどの色見本では暗めの色を選ぶようにすると良いでしょう。反対に暗い色の場合は面積が大きいほど色が濃く暗くなったように見えます。この場合は、色見本では少し明るめの色を選ぶようにすると良いでしょう。そして、何よりもやはり太陽光の下で色を確認することがとても大切です。

色のイメージの違いでのやり直しはできないことが多いですが、塗り忘れや塗りムラなどの業者側に過失がある場合は、やり直しが可能となります。外壁塗装となると足場が必要となってくるので、撤去したあとであれば再度設置する足場代なども業者側が負担することになるでしょう。やり直しや変更などで、やはり1番気になるのは費用の面だと思います。

業者側の過失ではなく、やり直しや変更してほしいとなると、それなりの金額がかかるということになります。

施工にはそれぞれ段階があるため、変更であれば早めに伝えることで費用も抑えられるでしょう。
下塗り前の段階であれば、塗料の変更が可能な所は多いと思います。ですが、変更を伝えるタイミングによっては、予定していた工事期間で施工が完了しない可能性も出てきます。塗料の発注に時間を要したり、色だけではなく塗料の種類も変更となった場合は、塗る工程も変更しなければならない可能性もでてきます。
費用については、この段階で色の変更だけであれば追加料金などはかからない所がほとんどかと思います。

下塗り後であった場合はどうでしょうか。

下塗りが完了した後になってしまうと、下塗り前とは違い、変更に対応できない可能性の方が高いでしょう。
下塗りに使用した塗料に対応するものであれば変更は可能なこともありますが、下塗りを終えている段階ですので、新しい塗料の準備までにどのくらいの時間を要するかによっては変更不可ということになってしまいます。中塗り後も同じように、下塗り中塗りの塗料に対応した物であれば、変更は可能なこともあります。

上塗り終了後である場合は、足場が解体されていないことが最大の重要ポイントとなります。下塗り中塗りと同様に、対応できる塗料であれば色の変更は可能な可能性は高いですが、足場が解体されてしまった後となると、新たに足場を設置する料金がかかってしまうことになります。足場代は決してお安くないため、変更のための再度の足場代となるとかなり痛い出費となることは間違いないです。

外壁塗装は、人生において何度も行うものではなく、誰もが初めてという方が多いため、だからこそ失敗しないために予め外壁塗装についての知識を少しでも頭に入れておくことが大切です。
決してお安く済むわけではないため、契約から仕上がりまで全て満足のいく形で終えたいものです。料金が上乗せになってしまったり、業者との間にトラブルが発生しないためにも、塗り替え作業に入る前の契約の段階で疑問点は解決し、色についての確認も念入りに行うことで、後々後悔しない外壁塗装へと繋がることと思います。